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赤ちゃんが産まれたり、結婚や出産を機に初めてクルマを買う方もいらっしゃいますよね――そんなとき、車内には何を揃えればいいのでしょうか。
「もし自分に子どもが産まれたら、まず何から買えばいいんだろう?」と考えても、パッと思い浮かぶのはチャイルドシートくらいです。
そこで今回は、ご自身も子育てを経験し、ファミリー層でにぎわう店舗を切り盛りするオートバックス仁和寺店の清水碧子店長に、「子供とのお出かけにあると助かるカー用品」をテーマに、おすすめの6アイテムを挙げてもらいました。
〈お話を伺った人〉
清水碧子(オートバックス仁和寺店 店長)
パートスタッフとして入社後、持ち前の向上心と行動力で知識・ 経験を積み重ね、2025年に仁和寺店の店長へ昇格。自ら学び挑戦し続ける姿勢で店舗運営や売上改善を推進し、スタッフが働きやすい環境づくりにも尽力。お客様と仲間から厚い信頼を集めている。その活躍とリーダーシップが高く評価され、AUTOBACS GUYS 2025にも選抜された。
――早速ですが、お子さんが産まれたのをきっかけに、オートバックスへ来店される方って結構いるものなのでしょうか?
清水店長(以下清水):赤ちゃんが産まれたらまずは赤ちゃん専門店で、必要な物を揃える方が多いと思います。ただ、ドライブや帰省などで赤ちゃんを車に乗せる機会ができたことをきっかけに「カー用品店にはなにがあるんだろう?」とご家族連れ・新生児連れで来てくださる方はいらっしゃいますね。
――なるほど。そういう方に「これだけは押さえておいて」というものを挙げるとしたら?
清水:まずはチャイルドシートです。6歳未満は法令で必ず必要になるので、これがないと車に乗せられません。ただ正直に言うと、オートバックスはチャイルドシートの取り扱いが少なめで、種類でいえば赤ちゃん専門店のほうが揃っています。
――では、オートバックスで買える子育て世代の方におすすめしたいカー用品はありますか?
清水:チャイルドシートのような“必需品”というより、いわゆる“痒いところに手が届く”便利グッズですね。今日は、赤ちゃん・子育て世代の方に「これはあると助かる」というものを6つ選んできました。
▲AUTOBACS 防水シートカバー。お菓子のカスやゴミなどがシートの間に挟まるのも防止できる。運転席・助手席用のほか、後部座席用もある
――1つ目は「AUTOBACS 防水シートカバー」。これはやっぱり、子どもがジュースをこぼす、みたいな場面がメインの用途でしょうか?
清水:そうですね。車内の食べこぼし対策がメインです。食べこぼしや飲みこぼしって、意外と気づかないうちに固着していたり、シートがベタベタになっていたり。あとから拭こうとしても、なかなか取れないんですよ。防水シートカバーがあれば、多少こぼしても弾いてくれますし、下のシートまで染み込まないので、小さいお子さんがいるならマストかなと思います。
――他にどんな活用シーンが思いつきますか?
清水:外遊びで泥汚れがついたときも、この上からジュニアシートやチャイルドシートを乗せれば、シート本体の汚れは防止できます。濡れたままの状態でも気にせず乗れるのが利点です。
――なるほど!汚れる前提のものとなると、気になるのは衛生面ですが……これは、洗って繰り返し使えるものなのですか?
清水:はい。水で洗って乾かせば大丈夫です。素材も普通の布ではなく、少しザラザラした厚めの生地で耐久性が高いように感じます。うちの家庭でもシートが汚れるのが嫌でこれを使っていて、3年、4年と同じものを普通に使えています。お子さん1人につき1枚、くらいの感覚で十分ですね。
――しかも、798円(オートバックスECサイトより)意外とお手頃価格ですね。
清水:そうなんです。何枚かストックしても負担にならない金額ですよ。純正品もありますが、そちらは価格が高めですし、赤ちゃん専門店に行くとビニールタイプはありますが、こういう防水シートカバーはあまり見かけません。シートカバーという観点だと、カー用品店ならではの商品かもしれません。運転席・助手席用のほか、後部座席用やロングタイプなど種類が揃っているので、車の形状や座席に合わせて選びやすいのもオートバックスの強みです。
▲SEIWA フック&クリップ。耐荷重7kgで、フックとクリップの2WAY
――2つ目は「SEIWA フック&クリップ」。まさに“痒いところに手が届く”アイテムですね。
清水:これはヘッドレストのシャフト(金属の棒の部分)に掛けて使うものですが、フック部分にはカバンを引っかけたり、レジ袋を引っけけてゴミ箱代わりにもできます。さらに、この商品はクリップが付いているのがとても便利なんです。
――クリップ、というと?
清水:例えば、お子さんの帽子を挟んでおいて、外に出るときにサッとかぶせてあげたり、食べかけのお菓子を挟んでおくなんて使い方もできますね。濡れたタオルを挟んでぶら下げておけば、乾かすこともできます。フックとクリップの両方が使える2WAYタイプなので、そこがおすすめですね。
――濡れたタオルを「干す場所がないから」とシートにペタッと置いてしまいがちですよね。
清水:そうなんです。いくら綺麗にしていても衛生面が気になりますし、そういうとき挟んでおけるのは便利です。耐荷重は7kgあるので、普通のマザーズバッグくらいなら余裕で掛けられますよ。2個、3個と付けて活用してもらいたいですね。
▲SEIWA 楽らくマグネットカーテン。鉄部分にペタッと貼るだけで、収納もコンパクト
――3つ目は「SEIWA 楽らくマグネットカーテン」。正直、そこまで重要かな?と思っていたのですが……。
清水:いえいえ、これはかなりマストで、すぐに買ってほしいくらいの商品ですよ。
――まずは授乳のときに使えるということですよね。
清水:そうです。授乳中の目隠しになりますし、赤ちゃんがお昼寝するときの日除け・目隠しにもなります。おむつ替えのときも、やっぱり人の目は気になるので、サッと隠せると安心です。
――カーテンというと、どうやって付けるのだろう、と思っていました。手すりにタオルを巻くようなイメージでしょうか?
清水:マグネットなので、鉄の部分にペタッと貼るだけで大丈夫です。コンパクトにおりたためますし、ほとんどのクルマに付けられます。吸盤タイプが主流ですが、マグネットタイプはカー用品店ならでは。手軽に隙間をふさぐことができて便利です。
――こちらも長く使えそうですね!
清水:破れない限り、半永久的に使えると思います。お子さんが大きくなってからも、車中泊やキャンプなど、いろいろなシーンで使えますよ。サイズ展開もあって、サイドウィンドウ用やリアウィンドウ用など、何枚か揃えれば窓ごとに目隠しできます。
▲PROUD&DIONE キックガード マルチ&ドリンクポケット付。ポケットの収納力も高い
――4つ目は「PROUD&DIONE キックガード マルチ&ドリンクポケット付」。私も子どもの頃、前の席をよく蹴っていた記憶があります(笑)。
清水:まさにその対策です(笑)。20〜30年前にはなかった、近年出てきた商品ですね。お子さんがある程度大きくなると足が前に届くので、チャイルドシートで足をバタバタさせると、運転席や助手席の背もたれを蹴って汚してしまう。その汚れを防いでくれます。
――ポケットも付いているのですね。
清水:はい。ドリンクポケットやマルチポケットが付いているものが今の主流で、赤ちゃん用品を入れておけます。大きくなってからは、タブレットで動画を見るときにも使えますよ。素材は防水シートと似ていて汚れにくく、万が一汚れが付いても濡れたもので拭けば落ちます。洗って干してもらっても問題ありません。
――ほかにも、便利な使い方があるとか?
清水:ヘッドレストに掛ける部分にS字フックを取り付ければそのまま外に持ち出すことができます。アウトドアやキャンプの時にクルマからそのままテントに持ち出して掛けておけば、荷物入れとして使うこともできます。お子さんのものをいちいち出し入れしなくて済みますよ。
――いろいろな使い方ができるのですね。
▲PROUD&DIONE べんりシートバックポケット&ガード。タブレット専用の透明窓付き
――5つ目の「PROUD&DIONE べんりシートバックポケット&ガード」は、4つ目のキックガードと似ていますが、違いはどこですか?
清水:こちらはタブレット専用の透明な窓が付いているんです。お子さんが大きくなったとき、自分で操作することもできます。充電コードを通せる仕様になっているので、タブレットを使用しながら充電もできます。ドリンクや小物も一緒に入りますよ。
――デジタルネイティブな子には、こちらが便利そうですね。
清水:そうですね。初めてクルマを買う方も、こちらのほうが便利かもしれません。どちらがいいかは、お子さんの年齢や成長に応じて使い分けてもらうのがベストです。例えば2歳と6歳のご兄弟なら、2種類を運転席側と助手席側で分けて使ってもいいと思います。
▲ソフト99 ルームピア 車内のシャンプー。シートに直接ムースを噴射する
――そして、一番の推しがこちらだと伺いました。「車内のシャンプー」とは?
清水:ムースタイプの洗浄剤なんですが、「シャンプー」と聞いてもイメージが湧きにくいですよね。外のボディを洗うシャンプーは想像できても、車内に直接洗剤をかける、というのはなかなかピンとこないと思います。でも、これは本当に直接、泡をかけるんです。
――車内に泡を、ですか。
清水:はい。洗剤が汚れを浮き上がらせてくれて、ウエスでしっかり拭き取れます。見たことのないような汚れが取れるんですよ。皮脂汚れや、排ガス由来の油汚れも車内には入り込むので、そうした油性・水性の汚れもしっかり落ちます。しかも、本革以外なら、天井・シート・ベルト・ダッシュボード・ナビ・ハンドル・マットまで、これ1本でいけるんです。
――シートだけじゃないのですね。
清水:そうなんです。天井も意外と汚れていて、吹きかけて拭くとびっくりするくらい取れます。1本で車内をまるごと清潔にできる商品ですね。匂いも付かない無香料タイプで、除菌・消臭・抗菌作用もあります。
――小さいお子さんがいると、匂いも気になりますよね。
清水:ミルクしか飲んでいなくても、こぼしたあとが少し酸っぱい匂いになったりしますよね。そうしたお子さん由来の匂いにも使えます。実は「子どもが車内で吐いてしまったので掃除してほしい」というご相談って、すごく多いんですよ。車内清掃の専門業者さんが受け入れしてくれるかどうかの問題や費用の問題もありますが、これが発売されてからは「まずこれで試してみてください」とおすすめできるようになりました。除菌効果もありますし、買いに来てくださるお客さまも多いです。
――1本でどれくらい使えるのですか?
清水:1台まるごと使っても、半分も減らないくらいです。しばらく使えますよ。ただ、保管には少し注意が必要で、直射日光が当たる車内に置きっぱなしにするのは避けてください。ケースなどに入れておくと良いと思います。
――最後に、初めてお子さんが生まれたお母さんドライバーに向けて、「こうすると運転がラクになる」「子どものためになる」といったアドバイスがあれば、ぜひ。
清水:チャイルドシートを、運転席の真後ろではなく、斜め後ろ(助手席側の後部座席)に付けるのがおすすめです。運転席から後ろの様子がチラッと見えるので、お子さんを確認しやすいですし、駐車場や道路の歩道側など、乗り降りする際にも安全にお子さんを乗せ降ろしできるので、実用面でもおすすめです。
――確かに、真後ろだと運転しながらは見えづらいですね。
清水:あとは、車内に常にゴミ袋とウェットティッシュを常備しておくと安心です。「近所だからマザーズバッグは持たなくていいかな」というときでも、サッと使えるものがあると助かります。今はいろいろ選べる時代なので、必要なものから少しずつ揃えていくのがいいと思います。
――オートバックスのベビー用品・子ども用品の取り扱いは、昔と比べて増えていますか?
清水:増えてきていますね。品揃えは赤ちゃん専門店やベビーキッズ専門店が中心ですが、オートバックスでしか揃わないもの、応用が利くものは昔よりどんどん増えています。赤ちゃん専門店やベビーキッズ専門店などで見つからなかったものが、もしかしたらオートバックスにあるかもしれない。ハシゴしてみるのもアリだと思います。
――認知が広がるといいですよね。
清水:「オートバックスに赤ちゃん用品が売っている」という認知が広まれば、ファミリー層のお客さまももっと利用しやすくなると思います。今後は、ファミリー層に向けた商品や、オートバックスのプライベートブランドで赤ちゃん専用のものなども作っていけたら――という願望はありますね。
――最後に、この仁和寺店ならではの特徴も教えてください。
清水:同じ敷地の手前にマクドナルドがあって、駐車場の入り口も共通なんです。そのため小さなお子さん連れやファミリー層が多くて、特に土日はにぎわいますね。ご飯のついでに寄っていただいたり、作業の待ち時間をマクドナルドで過ごしていただいたり。ちょっと特殊で、面白いお店かもしれません。
――本日はありがとうございました!