日本一盛り上がるモータースポーツ「SUPER GT」ってなに? チケットの買い方・基本の席種とサーキットの個性を紹介 日本一盛り上がるモータースポーツ「SUPER GT」ってなに? チケットの買い方・基本の席種とサーキットの個性を紹介

モータースポーツ

日本一盛り上がるモータースポーツ「SUPER GT」ってなに? チケットの買い方・基本の席種とサーキットの個性を紹介

日本では、さまざまなモータースポーツが全国のサーキットを舞台に開催されていますが、なかでも最も高い人気を誇るのが、SUPER GTです!

ですが、もし興味をもって観戦しようとしても、サーキットはなかなかハードルが高く、どうすればいいのか分からないという人も多いでしょう。

そんなモータースポーツ観戦ビギナーたちに向けて、チケットの種類や買い方、サーキットでの観戦方法などイチから解説いたします!

日本を代表するモータースポーツを知ろう!「SUPER GT」と「SUPER FORMULA」とは?

自動車大国と言われている日本では、さまざまなモータースポーツが開催され、毎回大盛り上がりです。そのなかでも、日本のモータースポーツを語る上で欠かせない二大巨頭とも言えるのが、SUPER GTとSUPER FORMULAです。

SUPER GTは世界最速のハコ車のレースとも言われ、我々が普段街で見かける市販車に似た形のクルマが、最高時速300km/hオーバーで駆け抜けていく大迫力なカテゴリー。
SUPER FORMULAは、F1に似たフォーミュラカーを使って戦うレースですが、こちらは世界最速とも言われているF1の次くらいに速いと言われている、非常にハイレベルなもの。

▼SUPER FORMULAに関する記事はこちらをチェック!

https://hccms.autobacs.live/page.jsp?id=606560&mode=preview

最高速は300km/h オーバー! 世界最速のハコ車レース「SUPER GT」

「SUPER GT」の歴史は長く、1994年から開催された日本国内限定のレース「全日本GT選手権(JGTC)」がその前身となっています。2005年からは国際シリーズのひとつとして「SUPER GT」の名称に改められました。

SUPER GTは2つのカテゴリーに別れており、自動車メーカー直系のチームも多い最速クラスの「GT500」と、未来ある若手からベテランレーサーなど、さまざまなドライバーやチームが集まる「GT300」の2クラスで成り立っています。それぞれ最高出力が500馬力と300馬力であることを想定したことから付けられた名前ですが、現在はそれ以上のパワーが出ています。

▲国内外の自動車メーカーが参戦するSUPER GT

▲国内外の自動車メーカーが参戦するSUPER GTは、パワーの異なるGT500とGT300の2クラスが混戦して走る点が特徴。手に汗握る大迫力なバトルは必見だ


パワーの異なる両カテゴリーがいっしょに走るのもSUPER GTの特徴で、2026年現在で43台もの車両がエントリー。メーカーもさまざまで、トヨタや日産、ホンダといった国内3大自動車メーカーに加えて、スバル、メルセデス・ベンツ、ポルシェ、ランボルギーニやフェラーリなど、じつに多くのマシンが走っています。

ドライバーはマシン1台につき2〜3名が登録されています(レースによって人数が異なります)。国内外のさまざまなカテゴリーで活躍している日本のトップドライバーや、元F1ドライバーも参戦。世界から凄腕のドライバーが集まるほど、SUPER GTは世界で注目されています。

チケットってそもそもどこで買うの?

今回は、「モータースポーツを見てみたいけれど、何を買えばいいか分からない……」という方たちに、モータースポーツの観戦方法を解説します。

何はともあれ、まずはチケットを確保しなければなりません。もちろん、わざわざ現地まで出向く必要はなく、インターネット、もしくはコンビニで発券できるオンラインチケットサービスでチケットを利用できます。開催日に残数がある場合は当日券が出る場合もありますが、前売り券を購入するのが一般的です。

前売りチケットは、SUPER GTやSUPER FORMULAの各公式サイトや、開催サーキットの公式ホームページ、もしくはローソンチケットなどのプレイガイド、各チームのファンクラブサイトなどから購入できます。土曜日に予選を開催し、日曜日に本戦という形式が多いですが、別々にチケットを買う必要はなく、1度買えば予選も決勝も見られます。時間が許すなら、ぜひ両日とも現地に足を運んでみましょう。

▲世界最速のハコ車によるモータースポーツSUPER GT

▲世界最速のハコ車によるモータースポーツSUPER GTは、同時に40台以上の車両が駆け抜けるだけにその光景は圧巻のひと言

観戦チケットがあればOK……ではない!?

無事にチケットを購入し、あとは当日サーキットに……と言いたいところですが、じつはまだ購入しなければならないものがあります。それが駐車券。これは、クルマだけではなくバイクも同様です。もちろん、公共交通機関を利用する人は不要です。

駐車場代は当日に入場ゲートで支払うことが多いです。料金はサーキット毎に異なりますが、おおむね1台につき2,000円〜3,000円ほどが相場。注意したいのは、観戦券と違って駐車券は1日あたりの料金となっているケースが多いことです。

▲駐車券は入場ゲートで支払うことがほとんど。ここで観戦券の確認も行われる

▲駐車券は入場ゲートで支払うことがほとんど。ここで観戦券の確認も行われる


またサーキットによっては、コースから近い場所にとめられるなど利便性の高い「指定駐車券」が設定されていることがあります。人気のため、抽選になることも珍しくありません。指定駐車券は開催期間中ずっと使えるので、追加の駐車券は不要。一般の駐車場より価格は高いですが、検討する価値はあります。

なお、こちらで紹介した「指定席駐車券」は、駐車場所にもよりますが、多くは先着、もしくは抽選販売となるので、クルマを停めたいエリアや、観戦するエリアが決まっている人は、前もってSUPER GT公式サイトや開催サーキットのホームページを事前に確認して、期間内に応募するといいでしょう。

自由にサーキットを歩いて見られる場所をチェックしよう

ちなみにチケットを持っているからといって、あとはサーキット内のどこでも自由に移動できるというわけではありません。SUPER GTやSUPER FORMULAの観戦券は、「自由観戦エリア券」と、そのほか特典のついたチケットに分かれています。その一部を紹介しましょう。

自分だけのお気に入りポイントが見つかるかも!? 自由観戦エリア券とは

まず、もっともオーソドックスな「自由観戦エリア券」。これはその名の通り、サーキット内のさまざまな場所に設けられた観戦エリアで見ることができるチケットです。レジャーシートを敷いてもよし、(場所などに制限はありますが)テントを張ってもよし。移動しながらいろいろな場所で観戦したり、写真を撮ったりと、自由度の高さが魅力です。ただし初めて行く人にとっては、「自由すぎて、どこで見ればいいのか分からない」ということになってしまうかもしれません。

▲自由観戦席のメリットは好きなときに好きなタイミングで移動できる点。

▲自由観戦席のメリットは好きなときに好きなタイミングで移動できる点。ただし初めての人はポイント探しに苦労することも

行く前から座席は確保済み! ストレスフリーな指定席観戦券の魅力

そんなときには「指定席付き観戦券」です。見る場所と席が決まっているのが特徴です。代表的なエリアとしては、迫力の全開走行や、手に汗握るピット作業を見ることができる、ホームストレート(スタート地点があるコース内におけるメインの直線)前に設けられた「グランドスタンド」。はじめてモータースポーツを見る人に、おすすめしたい場所のひとつです。さらに「自由観戦エリア券」で見られる場所にも入れるので、予選は自由観戦エリアで、決勝はグランドスタンドで落ち着いて見る……といったような使い方も可能です。

▲指定席観戦券は購入した瞬間から席が決まっているので場所取りの心配がないのがメリット。

▲指定席観戦券は購入した瞬間から席が決まっているので場所取りの心配がないのがメリット。初観戦の人にはオススメ


そしてうれしいことに、SUPER GTでは、保護者同伴であれば中学生以下は入場料無料! おまけにキッズウォーク(ピットロードなどで行われるファンイベント)まで無料で体験できることが多いので、憧れのドライバーたちにサインをもらったり、いっしょに写真を撮ってもらえるチャンスも。レース車両を間近で見ることもできるので、こちらも見逃せません。

生涯ファン宣言!? SUPER GTを見るなら推しチームを見つけるべし!

せっかくレースを観戦するのなら、“推し”のチームやドライバーを見つけた方が、断然楽しくなります。そこでおすすめしたいのが「ファンシート」です。

ファンシートは、特定のチームを応援する人たちだけが集まっているエリアです。チームのファンしかいない指定エリアで観戦できるほか、限定グッズが手に入ったり、オフシーズンなどに開催されるスペシャルイベントに参加できるなどの特典がついてくることが多いです。

代表的なのが「ARTA(AUTOBACS RACING TEAM AGURI)ファンシート」。オートバックスと、元F1ドライバーである鈴木亜久里さんがタッグを組んで運営するチームで、応援用の旗やオリジナルの帽子などが配布されます。ファンシート一帯が、ARTAのテーマカラーであるオレンジ一色に染まる光景は壮観!

▲SUPER GTにおいてもっとも人気のあるチームがARTAだ。

▲SUPER GTにおいて人気のあるチームがARTAだ。そのファンシートは、毎戦多くのファンで埋め尽くされる


さらにトヨタのセミワークス(トヨタの関連企業がサポートするオフィシャルチーム)であるTOM'Sが有する「au TOM'S(36号車)」の応援団が集うauファンシート、トヨタを応援する方のための「GAZOO Racingファンシート」、鮮やかな“青”が印象的な「SUBARUファンシート」、日産ファンへ向けた「NISSAN/NISMOファンシート」や、ホンダファンが集う「Hondaファンシート」など、メーカーやチームが用意するさまざまなファンシートが存在します。ホームストレート前の、グランドスタンドに設定されているのが一般的です。価格はおおよそ1万円前後で、グッズと指定席付きと考えると意外とリーズナブルな印象です。

そのほか、「SUPER GTが好き!」という“箱推し”向けの「SUPER GTサポーターズクラブ」にも注目。年会費7,700円を支払うことで、会員専用Webサイトや、開催サーキット内に用意される休憩スペースの利用、オフィシャルグッズの割引や限定グッズの先行予約など、さまざまな特典が受けられるので、こちらも要チェックです。

ファンシート初心者も必見! ARTA応援キャンペーン開催中

ファンシートに興味がある方に注目してほしいのが、オートバックスが展開している「ARTA応援キャンペーン」です。なんと抽選で「ARTAファンシート」や「ARTAグッズ」、PCやスマートフォンを介してSUPER GTが楽しめる「J SPORTSオンデマンド」の視聴クーポンが当たるチャンスもあります! 対象となるのは、連携済みVカード会員様、またはオートバックス会員様。全国のオートバックス店舗で2,000円(税抜)以上のお買い物をした際に発行されるレシート、または店頭ポスターに記載のQRコードからキャンペーンサイトにアクセスし、LINEで「オートバックスキャンペーン」を友だち追加することで応募できます。さらに5,000円(税抜)以上の購入や、ARTA商品/WAKO'S商品の購入で当選確率2倍、1万円(税抜)以上の購入で当選確率は3倍になります。レース毎に応募期間が異なるので、ご注意を!

▼ARTA応援キャンペーンの紹介はこちらをチェック!

https://cp-page.com/lp/artacp26/

▲スター選手が集うARTAを応援するならファンシーは見逃せない。

▲スター選手が集うARTAを応援するならファンシーは見逃せない。愛車のメンテナンスと併せてぜひキャンペーンに応募して、ARTAのファンシートでSUPER GTを観戦しよう!

まるで一流ホテル並みのおもてなし! 極上の体験ができるVIP席は必見

ここまで紹介した一般的なチケットのほかに、室内で観戦できるプレミアムなVIP席が用意されているサーキットもあります。個室になっていたり、食事やドリンクが用意されているほか、ここでしか買えないグッズや、レース関係者しか入れないエリアに特別に入れる特典など、普通の指定席券では味わえないホスピタリティを受けることができます。また観戦席が室内なので天候に左右されず快適に観戦できるほか、専用駐車場まで用意されているなど、まさに至れり尽くせりです。

そんなVIP席のなかでも頭ひとつ抜けて豪華なのが、2025年からサービスを開始した、富士スピードウェイの「プレミアムラウンジ4563」。以下のような特典が付いています。

▲富士スピードウェイの「プレミアムラウンジ4563」

▲富士スピードウェイの「プレミアムラウンジ4563」は、サーキットとは思えないほど豪華なホスピタリティを受けることができる特別な席だ


■「プレミアムラウンジ4563」の特典
・場内への入場
・自由観戦エリアでの観戦
・パドックエリアへの入場
・ピットウォーク(2日間)への参加
・SUPER GT決勝前グリッドへの入場
・ADVANコーナー(ヘアピンコーナー)激感スタンドでの観戦
・専用ラウンジの利用
・2日間:昼食(ビュッフェ)、フリードリンク(アルコール含む)
・公式プログラム 1冊
・指定駐車券

VIP席の観戦券は、開催されるレースや規模によって異なりますが、7万円〜16万円あたりが相場です。ちなみに自由観戦エリア券は6,000円〜9,500円程度、指定席観戦券は8,000円〜12,000円程度と、かなりの差があります。しかしVIP席の多くは、毎回早々に完売するほどの人気ぶりです。

さらに富士スピードウェイでは、テント設置やバーベキューなどキャンプをしながら過ごせる「P15指定駐車エリア券」、ハイスピードコーナーの名所である「100R」の真横でキャンプができる「RECAMP 富士スピードウェイ」、日本を代表するスポーツシートメーカーであるBRIDE(ブリッド)製シートに座りながら、空調の効いた部屋でお弁当やスイーツなどを楽しみつつ観戦ができる「BRIDEプラチナペアルーム」なども用意されています。

▲「RECAMP 富士スピードウェイ」は、日本初のサーキットの真横でキャンプが楽しめる施設。

▲「RECAMP 富士スピードウェイ」は、日本初のサーキットの真横でキャンプが楽しめる施設。ロッジ型の建物もあり、グランピングもできる

ただ座って見るだけじゃない! +αで楽しむモータースポーツ観戦

そしてモータースポーツ観戦をさらに楽しくしてくれるのが、観戦券とセットで楽しめるオプションです。

ドライバーと急接近!? ピットウォークは必見!

人気があるのは「ピットウォーク」で、ピットロード(ピットの前のエリア)に入ってマシンを間近で見たり、ドライバーやレースアンバサダーなどと交流を深めたり、サインやいっしょに写真を撮ることができるチャンスがあります。

▲「ピットウォーク」ではドライバーをはじめとしたチーム関係者からサインを貰える

▲「ピットウォーク」ではドライバーをはじめとしたチーム関係者からサインを貰えるほか、一緒に記念写真を撮ることができるなどの特典がある。ただし人気チームでは整理券などが配布される場合があるので要注意

スタート直前の緊張感を体感! グリッドウォークに参加すべし!

また、似ている名前で「グリッドウォーク」というものがありますが、こちらは決勝スタート前にコースに入り、グリッドに並んだマシンを間近で見られるというもの。

▲「グリッドウォーク」はドライバーとファンがもっとも接近できるイベントのひとつ。

▲「グリッドウォーク」はドライバーとファンがもっとも接近できるイベントのひとつ。モータースポーツ観戦をより特別なものにしてくれる

チームの裏側が覗けちゃう!? 特別な体験ができる「パドックパス」とは

そのほか、ピットガレージ後方のパドックエリアに入場できる「パドックパス」は、チームのピット裏にまで足を運べる特別なパスです。ドライバーや監督などがピットから出入りする際の動線でもあるので、憧れのドライバーと遭遇できるチャンスも!? ただし、交流することを目的としたパスではないので、マナーを守って楽しみましょう。

▲パドックパスでは、各チームのピット裏に足を運ぶことができる。選手の意外な素顔を見られるかもしれない

▲パドックパスでは、各チームのピット裏に足を運ぶことができる。選手の意外な素顔を見られるかもしれない!?

バスとマシンが並走!? 非日常体験ができる「サーキットサファリ」

観光バスなどに乗り込み、マシンがサーキットを走っている真横を、バスの車内から観察できるサーキットサファリも、人気イベントのひとつです。普段、観客席からマシンを見るとかなりの距離がありますが、サーキットサファリではたった数mの位置をマシンがハイスピードで駆け抜けます。一生の思い出になること間違いなしです!

▲サーキットサファリでは、走行中のレースカーを真横から見ることができる大迫力の体験を味わえる

▲サーキットサファリでは、走行中のレースカーを真横から見ることができる大迫力の体験を味わえる


これらの「ピットウォーク」や「パドックパス」のチケット料金はレースやサーキットによって異なりますが、2万円弱〜4万円程度。サーキットサファリはペアで1万円程度から用意されています。

モータースポーツを全力で楽しむなら、これらのオプションも欠かせません。ただし先着順で販売されていることが多いので、気になっている人は受付と同時に購入手続きできるよう準備しておきましょう。

大迫力のモータースポーツをその目に焼き付けろ!

日本では、世界最速と言われるハコ車のモータースポーツ「SUPER GT」と、F1の次に速いと言われる世界トップクラスのフォーミュラレース「SUPERFORMULA」が開催されています。クルマ好きはもちろん、スポーツ観戦が好きな人にとって、これらの戦いを見ないわけにはいかないでしょう!

▲手に汗握る展開と大迫力のSIUPER GTを、ぜひ1度現地で観戦してほしい。

▲手に汗握る展開と大迫力のSIUPER GTを、ぜひ1度現地で観戦してほしい。常識離れしたその光景は度肝を抜かれること必至だ


モータースポーツ観戦は決して敷居の高いものではありません。ぜひ一度、サーキットに足を運んでみてはいかがでしょうか? きっとモータースポーツの楽しさを感じることができるはずです。

編集:交通タイムス社
写真:GTアソシエイション/富士モータースポーツフォレスト/ホンダモビリティランド/スポーツランドSUGO/岡山国際サーキット/オートポリス/交通タイムス社

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