車種別ノウハウ
適合するオイルの種類やDIYでオイル交換をする方法など、トヨタ「ノア/ヴォクシー/エスクァイア(型式R80系、年式2014~2021年)」のオイル交換について解説します。
トヨタ「ノア/ヴォクシー」にお乗りの方は、送り迎えやレジャーなど、家族やお友達を乗せて移動する機会が多いのではないでしょうか?
使用頻度が高い場合や走行距離が長い場合には、エンジンオイルの管理に気を配る必要があります。
中には出費を抑えるため、DIYでのオイル交換を考えている人もいると思います。
そこで3代目「ノア/ヴォクシー」(型式R80系、年式2014~2021年)ガソリン車のエンジンオイルの交換時期やオススメオイル、そして交換方法についてまとめてお伝えします。「エスクァイア」のガソリン車にお乗りの方にも対応します。
▲撮影車両は3代目「ヴォクシー」の後期型(2017年発売)Xガソリン車
★ポイント
走行距離が少なくても、発進と停止の多い市街地走行が多い場合は、やはりオイルの劣化はすすみがち。年に3,000kmも乗らないような場合でも、年に一度は交換しましょう。
よく「オイル交換をしないとエンジンは壊れるの?」と聞かれることがあります。この質問に対する答えは、「今すぐには壊れないけど、寿命は短くなる」です。
エンジンオイルには、「潤滑/冷却/密封/清浄/防錆」という、大きく5つの役割があります。
オイルは使用することで徐々に清浄力が弱まり、エンジン内に汚れ(スラッジ)が溜まります。また長く高温にさらされることで成分が変質し、粘性も落ちます。
▲オイル交換をしていないエンジンと比べると一目瞭然
スラッジが多く、粘性の低くなったオイルを使い続けると、エンジンの性能は低下し、パワー感がなくなって燃費も悪化。冷却性が落ち、オーバーヒートをしやすくなります。
潤滑性能の低下にいたるとエンジン内部の金属同士が接触し、摩耗の増加や破損を引き起こします。
エンジンオイルは時間が経てば経つほど劣化が進み、また、走れば走るほど、使い方が過酷であればあるほど、早く劣化して性能が落ちます。
日本には車検制度があるため、エンジンの破損にいたることはまれですが、良好なコンディションを維持するには定期的な交換が必要になります。
先代「ノア/ヴォクシー」には、どんな種類のオイルが適しているのでしょうか?
エンジンオイルは、規格(グレード)と粘度(オイルの固さ)が適合していれば、メーカーやブランドを問わず使用できます。
■AUTOBACS Engine Oil 0W-20
ベースオイル:部分合成油
規格:SP/GF-6A
推奨車両:エコカー/ハイブリッド車
★ポイント
「ノア/ヴォクシー」のオイル規定量は3.9L、オイルフィルターを同時に交換するときは4.2Lです。オートバックス店舗の量り売りによるオイル交換ならば0.5Lまたは1L単位で購入できるので、無駄が出にくくオススメです。
※中東情勢の影響により予告なく販売を休止する場合がございますこと、予めご了承ください
エンジンには、エンジンオイルの汚れをろ過する「オイルフィルター(またはオイルエレメント)」が必ずついています。
エンジンオイルは、エンジンの燃焼とともに少しずつ汚れが発生します。その汚れをろ過するのがオイルフィルターの役割です。
走行すればするほどオイルフィルター内にも汚れが蓄積しますから、定期的な交換が必要となります。
▲「ノア/ヴォクシー」に適合する「FIRSTGRID ファーストグリッド オイルフィルター T-28」
一般的に「オイル交換2回毎にオイルフィルターも交換する」とされています。価格も一個1,000~2,000円と手頃なので、実際にそのサイクルで交換するのがいいでしょう。
▲今回は「上抜き」でオイル交換を実施(オートバックスピットでの作業イメージ)
「ノア/ヴォクシー」に限らず、エンジンオイルの交換方法には、エンジンの下部にあるオイルドレンボルトを外して行う「下抜き」と、専用のオイル交換器(オイルチェンジャー)を使った「上抜き」の、2つの方法があります。
「下抜き」のほうが一般的にしっかりオイルを抜くことができる一方、クルマの下に潜り込んで作業する必要があり、ジャッキアップを行わねばなりません。また、安全性の点でも注意が必要です。
「上抜き」はクルマの下に入らずに作業でき、安全で手軽ですが、オイルを吸い出す「オイルチェンジャー」という専用の道具が必要となります。
▲DIY用のオイルチェンジャー ※写真:PIXTA
いずれにしても、「抜いた量」をしっかりと確認したうえで新しいオイルを注入し、レベルゲージでオイル量の確認をする必要があります。エンジンオイルは多すぎても少なすぎても、エンジンにとってよくないためです。
▲廃油処理箱「amon エーモン 8814 ポイパック4.5L」
一般的には「燃えるゴミ」として出すことができますが、自治体により「燃えないゴミ」として処理する場合もあるので、捨て方は要確認です。
また、廃油処理箱は、処理できるオイルの量が物により異なります。。事前にオイルの規定量を確認し、規定量以上の廃油処理箱を購入しましょう。「ノア/ヴォクシーの」オイル規定量は3.9L、オイルフィルターを同時に交換するときは4.2Lです。
▲オートバックスのピットでの撮影のためオイルチェンジャーは業務用だがDIYでも手順は同じ
オイルチェンジャーを使用するときはレベルゲージ部分からオイルを吸い出します。十分に古いオイルを吸い出したことを確認したら、オイルチェンジャーを抜き取ります。
(3)必要ならば、オイルフィルターを交換する
▲「ノア/ヴォクシー」のオイルフィルターはオイルパンの後、右前輪の奥にある
オイルフィルターの交換には、「オイルフィルターレンチ」という専用工具が必要です。また、「ノア/ヴォクシー」のオイルフィルターは、オイルパンの奥、運転席の足下あたりにあるため、交換するにはリフトアップが必要となります。
DIYでのオイル交換時にはオイルフィルターを交換せず、オートバックスなどのショップでオイル交換をする際に、あわせて依頼するほうがいいでしょう。
(4)オイルキャップを開け、オイルジョッキを使って新しいオイルを注入する
▲新しいオイルは抜いた量と同量を計って入れる
「ノア/ヴォクシー」のオイル規定量は、3.9L(オイルフィルター同時交換時は4.2L)ですが、オイルチェンジャーで吸い出したオイルと同量を注入すると確実です。オイルジョッキでオイルを計りながら、新しいオイルを注入します。
▲オイルをこぼさないように注入していく
注入したオイルがエンジン下部(オイルパン)に落ちきるまで数分、待ちます。その後、新しく入れたオイルの量をレベルゲージで確認し、少なければ足します。
レベルゲージには上限と下限の印があり、その間にオイルが入っていればOKです。
(5)吸い出したオイルは廃油処理箱へ
▲廃油は必ず廃油処理箱を使用し、自治体のルールに従って廃棄を ※写真:PIXTA
オイルチェンジャーで吸い出したオイルは廃油処理箱へ流し、固めます。廃油処理箱は自治体のルールに従って廃棄します。
(6)試運転を行い、再度オイル量をチェック
▲交換後のオイルは色が透き通っている
オイルがオイルパンに落ちきるまで数分待ったら、オイルが適切に入っているかを確認するため、5~10分ほど試運転(アイドリング)を行います。
試運転後はエンジンを停止し、再びオイルがオイルパンに落ちるのを待ってからレベルゲージでオイルの量を確認。問題がなければ、オイル交換は完了です。
▲交換前のオイルがこちら。色が変色しており、スラッジによる濁りもある
オートバックスでは、交換基本工賃1,100円からオイル交換を実施しています。
メンテナンスオプション(税込1,100円)へご加入いただくと、オイル交換基本工賃は1年間無料に。加入期間中は何度でも無料になるので、大変お得です。
また、オートバックスではオイルの量り売りも行っています。オイル缶よりも無駄なく、空き缶などの廃棄物も減らせるためオススメです。
▲3Lから0.5L刻みで量り売りを実施。オイルのグレードも複数から選べる
オイル交換はDIYでもできるメンテナンスですが、作業にはオイルチェンジャーといった専用のツールを用意しなくてはならず、ある程度の初期投資が必要です。
また、失敗したときのリスクや安全面、廃油処理の手間などを考えると、オートバックスでの作業をオススメいたします。オートバックスでは、オイルに詳しいスタッフがオイル選びからサポートしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
なお、オイル交換は事前の予約が必要です。オートバックスWEBサイトや公式アプリより、作業予約を行ってください。
★ポイント
オートバックスではお客様のお車の使用状況や予算をお聞きして、最適なオイルをお選びします。まずはお気軽にご相談ください。事前予約をいただければ、待ち時間なしで作業いたします。